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当時のサーフポイント(知ってるとこだけ) その1

その1 その2 その3 その4 その5 その6

【伊勢編】

★ 南張(なんばり 三重県)

「いそこ」は、大阪市内から片道約70kmという近場で、高速が通じていなかった当時でも約2時間で着ける位置にあるのですが、伊勢となると片道200km強になりますから、高速や自動車専用道路を一部使うと言っても、約4時間かかります。

ガソリン代も2倍以上、高速代等と合わせるとかなりの出費となりますから、貧乏学生には結構きついんです。
それに、運転もしんどいですからね。

社会人になってからはお金のことはあまり気にしなくなりましたが。

でも、波の無いことが多い「いそこ」より、最低限遊べる「伊勢」に魅力を感じてしまうのは当然ですよね。

で、通いました。毎週毎週。

その「伊勢」のなかで、時々訪れたのがこの南張というポイントです。

後で紹介するメインや松林はひと続きの海岸線上にあるポイントですから、メインや松林にあまり良い波が無ければ、この南張やシークレットの波をチェックしにいって、良さそうなポイントでサーフィンする、という感じでした。

南張では、あまりサーフィンする機会がありませんでした。
行った回数も5回くらいかもしれません。

でもおぼろげな記憶によると、南張は結構波質が良くて、良いポイントだったなぁ、という印象です。

当時、南張にはこれからテトラポットが入れられて、もうサーフィンできる波はなくなるという話を聞いていました。

今では存在しないポイントなのかもしれません。
(もしかすると、まだ存在しているかもしれませんが)

もしサーフィンできなくなっているとしたら、ちょっと寂しい気がします。


★ 松林(まつばやし 三重県)

伊勢のメインポイント国府から続く海岸線には、いくつかのサーフポイントがあり、それぞれ名前が付けられています。

松林は、その名の通り松林を抜けて海岸へ出るというところから付けられたポイント名だと思います。

ここは、私たちが伊勢でサーフィンする時の中心となっていたポイントで、9割方はここでサーフィンしました。

波については、無いときでも膝くらいはあってなんとかサーフィンできるという状況ですし、少し低気圧や気圧の谷などが本州近郊の太平洋上にあれば、それなりのサイズが期待できます。

満潮時には浜がほぼ水没してしまう感じでしたので、砂浜の幅は極小ですが、サーフィンするのには関係ありません。

ここでの腰胸サイズというのが、私には最適な波に思えます。

台風が沖縄に近づく頃には、ここも頭以上のサイズになり、もう私の出番は無くなります。(笑)

水もきれいで、波待ちしているときに海の底がすっきり見えるほどでした。

ただ東向きのビーチのため、朝一番でサーフィンしていると朝日が眩しくて眩しくて・・・

常に目を細めながら波待ちをしているイメージです。

そういえば一度だけ、結構なサイズの波がある日に、救急車のサイレンがそこら中で鳴っていた日がありました。

実は「かつおのえぼし」という毒クラゲが大量に発生していて、クラゲの餌食になったサーファーを運ぶための救急車がどんどんやってきていたという・・・

私たちは「何か事故でもあったんだろう」と気にせず海に入ってサーフィンしましたが、あとから考えるとちょっと無謀なことをしてたみたいです。

仲間のひとりが奴に刺され、脇腹から背中にかけて触手の跡が残ってしまうくらいになってしまいました。

「痛ってー」という程度で、救急車のお世話になるほどではなかったものの、結構赤く腫れてました。

「かつおのえぼし」というクラゲの存在は知っていましたが、実物を見るのが初めてだったので、海にぷかぷか浮かぶその物体が「かつおのえぼし」だとは思いもしませんでした。

見たことありますか?

クラゲだから水中に居るものと思うじゃないですか。

魚の浮き袋みたいなものがうじゃうじゃと海面に浮かんでいて、「どこかの魚加工業者が、魚の浮き袋を大量に海へ投棄したんだな。 誰や。」みたいに思ってましたから、気持ち悪いとは思ったものの危険だとは思ってもみませんでした。

「かつおのえぼし」は、水中を漂うクラゲでなく、海面に完全に浮いているクラゲだったんです。
(毒のある長〜い触手は水中にあります)

図鑑で見るかぎり、そんなものとは想像出来ませんでした。

それ一回だけの遭遇で、それ以降は一匹たりとも見たことはありませんから、余程の異常発生だったんでしょうね。
怖い怖い。。


★ シークレット(しーくれっと 三重県)
先に紹介の「国府〜」の海岸線でもなく、南張の続きでもなく、ちょっと別のところにあるシークレットポイントが、このシークレット。(そのままかよ)

ここでサーフィンしたのは1回だけです。
他のポイントがダメだったのか、それともたまには違うポイントでサーフィンしようとなったのか定かではありませんが、とにかく一回だけ行ったことのあるポイントです。

海岸線は狭からず広からず(200〜300mくらい?)で、浜には漁師さんの網は乾されていて、その臭いが結構強烈だった記憶があります。

その時は波も良くて、それなりに楽しめたと思いますが、はっきりとは覚えていません。

今となっては、ここを「シークレット」と呼んでいるかどうかも分かりませんし、いったいどこの海岸だったのか、私にはさっぱり分からない「謎のポイント」となってしまっています。


★ メイン(国府←コウと読むらしい 三重県)
ご存じ、伊勢のメインとなるサーフポイントで、国府(コウ)の浜というのが正式名称だと思います。

ここは、メインという名の通り、伊勢サーフィンのメインポイントですから、私たちのような「へたくそ」が入るようなところではないと勝手に思っている節がありまして、私自身はここへ入ったことがありません。

他のポイントで波が良かった時、帰りにここをたまに見にくると、やっぱり「上手い」サーファーのライディングが見られ、結構な目の保養になります。

普通の砂のビーチで、上級者オンリーのポイントという訳ではないので、別段誰が入ろうとかまわないとは思うんですが、「見るのはメイン入るのは松林」というのが暗黙の了解になっていた感じです。

かなりサーフィンが上手くなれば、メインデビューでもしてみようかなと、思うだけ思っておきます。

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