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【日本海編】
★ 白兎海岸(はくとかいがん 鳥取県)
たった一回、最初で最後のサーフトリップとなった唯一の日本海側のポイント。
また、たいそう嫌な思い出があるポイントでもあります。
日本海側のポイントは、おしなべて夏には波が立たず、秋口から冬がサーフシーズンとなるので、忘れもしない10月10日(以前は体育の日として国民の祝日だった日です)に、初めて日本海に挑戦することを満場一致で決めました。
とにかくいつものように夜中に出発し、朝方にはポイントの前の駐車場に居ました。
波のサイズはセットで肩くらいはありましたが、オンショアが強く、かなりチョッピー(小さな波が重なり合ってぐちゃぐちゃの波になっている様子)で、コンディションは最悪。
おまけに結構気温も水温も低くて、寒かった印象しかありません。
一通り波乗りをしてから帰路についたのですが、初めてのポイントへ行くといううれしさと緊張感で疲れていたんでしょう、皆睡魔に襲われました。
もちろん運転している仲間も例外ではありません。
徹夜でポイントまで車を走らせ、体力の続く限りサーフィンし、睡眠不足と肉体の疲れで眠くなるのは当たり前で「いつものこと」なんですが・・・
その時ばかりはちょっと違いまして、比較的空いた道路で、緩やかな左カーブに差し掛かった頃、それは突然やってきました。
グヮシャンという音と衝撃でみんな目を覚ましました。
運転手も含めた全員が目を覚ましました。
(ってことは、それまで全員眠ってたってことで 笑)
カーブをそのまま直進するような形で、対向車と正面衝突していました。
幸い高速道路に入るまでの一般道だったので、双方ともスピードをあまり出していなかったため大事故には至らずに、車もなんとか自走出来る状態で、しかも怪我人もゼロという奇跡的な事故でした。
眠っていたからこそ、変に驚いて突っ張ったり、力を入れたりしなかったから怪我しなかったんでしょうね。
相手の方は若い女性の方でした。驚かれたでしょうね。ごめんなさい。
それ以来、何となく嫌な想い出が頭をよぎるので、10月10日の体育の日には波乗りに行かなくなりました。
もちろん、仲間も全員「白兎へ行こう」とは二度と言わなくなりました。
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